
納豆とヨーグルトの健康効果とは?食べ合わせのメリットや一緒に食べるベストタイミングも解説!
納豆とヨーグルトは、どちらもダイエットや健康に良いといわれる食材。でも、「一緒に食べると食べ合わせが悪い?」「納豆とヨーグルトならどっちがいい?」と気になっている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、納豆ヨーグルトの効果や、同時に食べることで得られる効果について詳しく解説します!食べ合わせや毎日食べるのにおすすめのタイミング、ヨーグルト納豆のレシピもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
納豆とヨーグルトの健康効果

納豆とヨーグルトは、どちらも体に良いといわれる発酵食品です。しかし、納豆やヨーグルトがどのように体内で作用するのか分からない方も多いでしょう。まずは納豆とヨーグルトが、腸内環境や免疫力にどのような影響を与えるのか解説していきます。また、骨粗しょう症予防についての効果も解説するので、骨の健康が気になる方もチェックしてみてください。
納豆の健康効果

納豆は腸活に使われる食品ですが、納豆を摂取することで健康効果が期待できるのは以下のような働きがあるからです。
- エネルギーを速やかに代謝する
- 血栓を溶かして血液をサラサラにする
それぞれの作用について、詳しく解説します。
エネルギーを速やかに代謝する
納豆には、ビタミンB2が豊富に含まれています。ビタミンB2が摂取した糖質や脂質を速やかにエネルギーに変換することで、脂肪を溜め込むことなく糖質や脂質を使用することができます。そのため、納豆を食べることでダイエット効果にも期待することができます。納豆は、普段から甘いものや油っこいものを食べ過ぎていると感じている方におすすめの食材です。
血栓を溶かして血液をサラサラにする
血栓は、血管の傷をおおうかさぶたのような役割がありますが、蓄積されると病気の原因となってしまうこともあります。
納豆の粘り気のある部分に含まれる、たんぱく質分解酵素の「ナットウキナーゼ」には、血液内で血栓を溶かす作用があることが分かっています。血液が溶解されると血がサラサラになり、滞ることなく全身に行き渡ります。そしてさまざまな健康効果を与え、ハツラツとした生活を送りやすくなります。
ただ、「ワルファリン」という血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合は、注意が必要です。納豆を食べるとワルファリンの効果が薄れ、血液が固まりやすくなってしまうため、担当の医師に確認してみてください。
ヨーグルトの健康効果

ヨーグルトにも、健康な毎日をサポートする効果が期待できます。
- 骨や歯の健康を維持
- 腸内環境を整える
それぞれの健康効果について、詳しく解説します。
骨や歯の健康を維持
ヨーグルトには、骨や歯を健康に保つ効果が期待できます。骨や歯の健康維持をサポートするカルシウムが豊富に含まれているうえ、カルシウムと結合して骨を形成するマグネシウムやリンも含まれているんです。
ヨーグルトはぷるんとした食感で食べやすく、好みに応じて甘さも変えられるので摂取しやすいのも魅力。カルシウムは子どもや高齢者だけでなくどの世代でも必要な成分なので、骨や歯の健康のために取り入れたい食材ですね。
腸内環境を整える
ヨーグルトには乳酸菌が含まれているため、便秘の予防にもおすすめの食材です。食べることで腸内に良い影響を与える善玉菌が増えるので、腸内環境が整い便を溜め込みにくくなります。
お腹がすっきりすることで、ダイエット効果にも期待できます!日頃から便秘気味な方は、毎日の食事にヨーグルトを積極的に取り入れるのがおすすめです。
発酵食品なら、リンゴ酢もおすすめ。リンゴ酢ダイエットに興味がある方は、こちらの記事で紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
一緒に食べることで骨粗しょう症予防にも!

納豆とヨーグルトは、それぞれに健康効果が期待できる食材です。でも、同時に食べるのはどうなのだろうと気になっている方もいるでしょう。実は納豆とヨーグルトの組み合わせにより、さらなる健康効果が期待できるんです!
納豆とヨーグルトを同時に食べると、骨粗しょう症の予防効果が期待できるので、年齢を重ねても骨の健康を維持したい方におすすめです。
納豆は大豆が発酵してできたものですが、大豆にはカルシウムとイソフラボンが豊富に含まれています。さらに、カルシウムの吸収を高めるビタミンKも含まれています。このような骨の健康を維持する成分の入った納豆を食べることで、骨粗しょう症の予防になります。

また、ヨーグルトにもカルシウムが豊富に含まれています。さらにヨーグルトは、体内で産生したエクオールの産生量を増やすことも分かっています。エクオールは大豆イソフラボンのように、女性の更年期症状を和らげる効果が期待できる成分。納豆とヨーグルトを同時に摂取することで、骨粗しょう症リスクを軽減することができます。
さらに納豆に含まれる納豆菌と、ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、どちらにもプロバイオティクスが含まれています。プロバイオティクスとは、腸内で環境を整えることで有益な効果を与える生きた微生物を含んだ乳酸菌やビフィズス菌などのこと。納豆とヨーグルトの組み合わせは、プロバイオティクスにより腸内環境が整い、健康増進効果も期待できます。
納豆とヨーグルトを食べ合わせることでダイエット効果も!

納豆とヨーグルトは、組み合わせて食べることでダイエットに効果的といわれています!とはいえ、「納豆とヨーグルトの食べ合わせはOK?」「組み合わせて食べるとおいしいの?」と気になってしまうこともありますね。ここからは、納豆とヨーグルトの組み合わせで得られる健康効果を具体的に解説し、日常生活での取り入れ方も提案していきます。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、善玉菌として腸内で環境を整える役割を果たします。納豆に含まれる納豆菌は、その乳酸菌のエサとなって乳酸菌を増やします。すると腸内では乳酸菌が増えて善玉菌が優位になり、腸内の環境が整います。
善玉菌が優位になると、腸が刺激されて腸の動きが良くなるので、溜まった便が排出されやすくなります。便秘によるぽっこりお腹が気になっている方には、納豆とヨーグルトの組み合わせがおすすめ。組み合わせによりお腹がすっきりする効果が期待できるので、ぜひ納豆とヨーグルトの組み合わせに挑戦してみてください。
ダイエットにおすすめの食材はいろいろありますが、オートミールもおすすめ。ロールドオーツのオートミールについて知りたいなら、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
納豆とヨーグルトに食べ合わせが悪いものはある?

納豆とヨーグルトを組み合わせるなら、しっかりと健康効果を感じたいもの。食べ合わせが悪いものを食べてお腹を壊してしまっては意味がありません。納豆とヨーグルトと同時に摂取するもので、食べ合わせが悪いものがあるかどうかは気になりますね。
納豆とヨーグルトはともに発酵食品ですが、発酵食品には食べ合わせの悪い食材はありません。たとえば、他のものを大量に食べることで乳酸菌や納豆菌の働きが弱くなってしまうことはあります。しかし、適度な量で食べるなら、一緒に食べてはいけないものはありません。
他の食品と組み合わせると効果が半減してしまうものがあるのかと心配になりますが、発酵食品はいくつか組み合わせるとそれぞれの良いところが体内に入ってくるといわれています。いろいろと組み合わせることにより一層の効果が期待できるので、納豆とヨーグルトに加えてキムチやチーズなどの発酵食品を一緒に食べるのもおすすめです。
納豆とヨーグルトを食べる効果的なタイミングは?
ダイエットや健康に効果が期待できる納豆とヨーグルトですが、どの時間帯に食べると効果的なのでしょうか?効果的なタイミングでしっかりと効果が感じられたらうれしいですよね。納豆とヨーグルトを食べるのに効果的なタイミングとその理由について、分かりやすく解説します。
おすすめのタイミングは夜

納豆やヨーグルトを食べるおすすめのタイミングは、夜です。納豆やヨーグルトなどの発酵食品は、夜に食べるのが良いといわれているからです。
発酵食品はすでにでんぷんやたんぱく質が分解されているものが多く、夜寝る前でも体に負担をかけずに取り入れることができます。さらに納豆に含まれるナットウキナーゼやヨーグルトに含まれる乳酸菌の働きは夜高まることもあり、夜に納豆やヨーグルトを食べるのが良いとされているのです。
夜に納豆を摂取することで、寝ている間に血栓が詰まることが予防できます。また、夜にヨーグルトを食べることで腸内環境を整える効果が発揮され、朝の快便につながる効果が期待できます。
毎日・毎食バランス良く取り入れよう

納豆とヨーグルトを摂取するおすすめのタイミングは夜ですが、夜でなくてはいけないわけではありません。朝に摂取したからといって、効果が期待できないわけでもありません。
そのため、納豆やヨーグルトなどの発酵食品は、夜にこだわらずに毎日バランス良く取り入れるのがおすすめ。摂取するタイミングを選ぶなら夜ですが、夜だけでなく朝・昼・晩と積極的に発酵食品を取り入れるのが良いでしょう。発酵食品の夜の摂取は体に負担をかけにくいので、夜はより多めに納豆やヨーグルトなどの発酵食品を食べるように心がけるのがおすすめです。
ヨーグルト納豆のレシピ
ヨーグルトと納豆の組み合わせは健康効果が期待できるといっても、「あまりイメージがわかない…」という方も多いでしょう。そこでここからは、ヨーグルト納豆のおすすめレシピをご紹介します!ヨーグルトも納豆も大好きな方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
さっぱりおいしい基本のヨーグルト納豆
まずは、納豆とヨーグルトで簡単につくれるヨーグルト納豆をご紹介します。
- 納豆:1パック
- ヨーグルト:大1
- ブラックペッパー:少々
- 納豆と付属のたれを混ぜ合わせる
- ヨーグルトを入れてかき混ぜる
- ブラックペッパーをふりかける
シンプルなヨーグルト納豆に、ブラックペッパーのピリッとした辛みを加えた簡単レシピです。コクのある納豆の味に爽やかなヨーグルトが合わさり、さっぱりと食べられます。辛味が苦手な方はブラックペッパーなしでもおいしくできますよ♪
参考:納豆ヨーグルト
混ぜるだけ!キムチ入りヨーグルト納豆

次は、基本のヨーグルト納豆にキムチを追加したレシピです。
- 納豆:1パック
- ヨーグルト:大2
- 白菜キムチ:30g~
- 黒ごま:少々
- 納豆と付属のたれを混ぜ合わせる
- ヨーグルトと白菜キムチを入れてかき混ぜる
- 黒ごまをふりかける
キムチも入って発酵食品をしっかりと摂取できるおすすめレシピ。ヨーグルトを多めに入れるのがポイントです。白菜キムチが大きい場合は一口サイズにカットしてから混ぜ込みましょう。
参考:キムチとヨーグルトの納豆
卵を使ったアレンジにも挑戦!ヨーグルト納豆オムレツ

基本のヨーグルト納豆に慣れてきたら、少し変化を加えたアレンジレシピにも挑戦してみましょう。
- サラダ油:適量
- 卵:1個
- 納豆:1/2パック
- 無糖ヨーグルト:大1
- しょう油:小1/4
- 【ヨーグルトソース用】無糖ヨーグルト:大1/2
- 【ヨーグルトソース用】マヨネーズ:大1/2
- 【トッピング用】青じそ(線切り):適量
- 【トッピング用】しょう油:適量
- ヨーグルトソースの材料を混ぜ合わせる
- ボウルに卵、納豆、ヨーグルト、しょうゆを入れて混ぜる
- フライパンにサラダ油を熱し、2を流し入れて中火で焼く
- 半熟になったらお皿に取り出し、1をかける
- 青じそとしょう油でトッピングをしてできあがり
ヨーグルトは無糖のプレーンヨーグルトなどを使うのがポイント。納豆に入っているからしは、ヨーグルトソースにプラスしてもおいしくできあがります♪
ヨーグルトを入れることで、卵が固まらずにふわふわのオムレツに。ヨーグルト納豆に卵も入っているので、筋力を維持して基礎代謝をアップさせるたんぱく質も取ることができます。ダイエット中のおやつや夕食などにおすすめですよ。
参考:ヨーグルト納豆オムレツ
納豆とヨーグルトの食べ合わせで効果的に腸活しよう!

納豆とヨーグルトは、意外な組み合わせですがダイエットや健康目的で取り入れるのにおすすめの食品です。歯や骨の健康維持だけでなく腸の調子も整えて、ダイエット効果が期待できるのもうれしいポイント。おいしくて簡単につくれるレシピもたくさんありますよ♪納豆とヨーグルトを毎食積極的に取り入れて、効果的に腸活しましょう!
ヨーグルトのおすすめ人気商品を知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。